
この連載では、司法試験及び予備試験などの受験上、平成29年民法(債権法)改正、同30年民法(相続法)改正などの一連の民法改正対策の名著を紹介していきます。
受験生の皆様の学習の便宜となれば幸いです。
【改正民法対策の名著 第1回】
・法務省民事局「民法(債権関係)の改正に関する説明資料-主な改正事項-」
民法の一部を改正する法律(債権法改正)について(法務省HP)に掲載
法務省民事局による平成29年民法(債権法)改正の説明資料です。主な改正事項について、現行法、問題の所在、改正法の内容が、時折図表を交えて記載されており、非常に分かり易い内容となっております。特に複雑な時効に関する改正を正確に理解するのには、本資料は必須といえます。
現行民法を学習してきた受験生が、来年以降に出題される改正民法の学習を始めようとして、分厚くて難解な改正法の解説書を読み始めたものの途中で挫折するという話をよく聞きます。まず始めは、本資料で改正全体を概観してから、次回以降に紹介させて頂く改正対応の基本書を読まれるのが効果的かと思います。
なお、本資料を主要教材とした講座として、辰已専任講師・弁護士である福田俊彦先生ご担当の「わかりやすい改正民法(総則・債権)体系講義」がございます(下記の講座案内、モニター受講生の感想参照。)。民法(債権法)改正を一巡するのに極めて有益ですので、ご検討頂ければ幸いです。
↓【「わかりやすい改正民法(総則・債権)体系講義」モニター受講生の感想】↓