原孝至・基礎講座 読むガイダンス「法曹を目指すあなたが今知るべきこと・すべきこと」

辰已法律研究所の司法試験入門講座「原孝至 基礎講座2020年春生」は、4月11日(土)に本格開講いたします。

本日は、これから予備試験・法科大学院入試・司法試験を目指す方に向けて、辰已法律研究所の法律入門講座「原孝至・基礎講座」のご紹介をいたします。

 ※本記事は、YouTube配信中のガイダンス『原孝至・基礎講座2020年春生ガイダンス「法曹を目指すあなたが今知るべきこと・すべきこと」』を再現したものです。

~はじめに~

 辰已専任講師・弁護士の原孝至と申します。

今日は、法曹三者(裁判官・検察官・弁護士)を目指す方がこれから何をすべきなのか、基礎講座の紹介をしながらお話ししていきたいと思います。

~法曹三者になるには~

法曹三者になるためには、司法試験に合格しなければならないというのはみなさんご存知かと思います。その司法試験を受験するためには、法科大学院を修了する、あるいは予備試験に合格する必要があります。

 

最終的に司法試験に合格して法曹三者になるためには、法律のレベルがプロの法律家として通用するレベルに達しないといけない、要は法律が分かって法律ができるようにならないといけないということになります

~司法試験の実態~

一昔前、司法試験は苦節10年と言われて、非常に長い受験期間を費やす試験でした。確かに、以前の司法試験は非常に高いレベルの知識を必要とし、合格までどうしても時間がかかる試験でした。

 

しかし、今は少し問題の質が変わり、単純な知識を問うような試験ではなくなっています。

事実、非常に短期で合格する人が増えています。

原孝至・基礎講座出身の方にも、ほとんどゼロのところから勉強を始めて1年で合格してしまうという方がいらっしゃいます。実際のところ、司法試験の前段階である司法試験予備試験の合格者の約半分が大学生です。大学生ですから、一般的には法律の学習期間というのは短いだろうと思います。

 

司法試験というと「難しそう」「長くかかりそう」というイメージを持ちますが、実はうまくやれば1年程度で合格する力が十分につく試験です。

 

ではなぜ難しいと言われるのか。

それは、失敗や回り道をして何年もかかってしまうケースが実態として非常に多いからです。

かくいう私も、順風満帆に受かった方のタイプではありません。回り道をして、失敗もして、司法試験の不合格も経験しております。

 

この基礎講座は、

もし私が大学1・2年生に戻って(戻りたいですね…笑)これから勉強を始めるとしたら、

こういうボリューム・内容・深さで、こんなふうに教えてくれる講座があったらいいな!

もし私が受験生だったらこの講座受けたいな!

というところを体現した講座です。

【資料請求受付中】原孝至・基礎講座2020年春生

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~学習のポイント~

①早く勉強して何度もまわす

司法試験予備試験には、基本7科目(憲法・民法・刑法・商法・民事訴訟法・行政法・刑事訴訟法)という7つの試験科目があります。この7つの試験科目に、トータルでかける時間の目安を300時間に設定しています。

一般的な基礎講座・入門講座は、この倍以上の時間をとるものが多い印象がありますが、合格者は「ゆっくり一回勉強するよりも、早く何度も勉強した方が定着する」と口をそろえます。

 

人間の記憶の定着・理解の定着というのは、1回聞いて全部わかるというごく一握りの天才を除いて、1回聴いたら50%わかるというところが限界なのです。わからなかった残りの50%を2回目でさらに半分わかるようになって75%、3回目でさらにその半分わかれば87.5%、4回目で92.25%…こうやってだんだん100に近づけるというのが勉強のコツです

だから基礎講座では、考え方が分かって、あとは自分で勉強できるような体制を作ります

できる限り短い時間で1回目の学習をしていく。そして2回目3回目は不十分なところを自分でどんどん分かるようにしていく。それが実は短期合格にとっては一番大事なことです。

 

司法試験に向けた法律科目というのは、自分で勉強しようと思ってもなかなか最初は分からないものなんです。ですから、まずは一番大変なところを私がリードして理解していただきたいと思います。そうすれば、ちょっと難しめの専門的な教科書でも読んでいけるようになっていくはずです。

2度目3度目、自分でどんどん勉強してぐんぐん伸びていってもらうというコンセプトのもと、法律基本7科目+実務基礎科目を約300時間で1周まわせるよう設定しています。

②アウトプットを重視

基礎講座では、極力問題にあたってもらいます。

 

例えば数学の勉強をするときに、ひたすら数学の教科書読みますか?

あまり読まないですよね。数学ができるようになるためには、自分で問題を解いていくと思います。

 

私がもし勉強を始めたころに戻ったら、もっと早いうちから、具体的には問題としてどう出るのか、実際の問題の設例をたくさん扱いながら勉強できればよかったなと思います。できる限り早めに、実際に問題を解くという観点を習得してもらおうと思っています。

教材サンプルはこちらからご覧いただけます

③法律学習をおもしろく!

そして、基礎講座はとにかく楽しく聴いていただこうと思っています。

とかく法律の授業と言いますと、堅苦しい難しい言葉が並んで、無味乾燥なイメージがあるかもしれませんが、楽しいと思ってもらわないとなかなか続かないものがあります。

 

ですから基礎講座では、肩肘張らずに、聴いて頭に残りやすいような具体論に引き直して説明し、ちょっと面白いなと思ってもらえるようにやっていきたいと考えております。

~おわりに~

司法試験の合格不合格は知識の量では決まりません。

だから1年で合格する人が出るんです。

 

合格者から言わせると、合格に必要な力は1年でつきます。しかし、誰もが最短コースで完璧に勉強できるわけではありません。回り道して失敗して、ロスが生まれるケースがあるからです。

 

そこをなくすために、失敗やロスを経験した私が「もし大学生に戻ったら、こんな講座を受けたい!」というところを体現する形で、この講座をやっていきたいと思います。

 

弁護士という仕事には面白いところがあります。法廷に立ってクライアントの代理人として活動するというのは、弁護士でなければできない仕事ですし、やっていてよかったなと思う瞬間は結構あります。裁判官には裁判官、検察官には検察官の醍醐味があろうかと思います。

 

存分に仕事をするには非常にいい資格で、他の人にはできないことがたくさんできる資格ですから、ぜひいいスタートをきって、合格に向けて勉強を始めていただきたいなと思います。


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