5年連続でズバリ的中しています! 危ない重要判例速まくり&旧司・予備試験過去問からの出題予想
辰已法律研究所では,スタンダード論文答練,司法試験全国公開模試,福田ファイナル予想答練,その他の論文対策講座において,本試験における出題予想を重視した出題をして,毎年多くのズバリ的中を出しています。もっとも,近時の判例等の調査の結果,令和4年対策の答案練習会で素材としてないものの,令和4年司法試験論文式試験の素材となり得る判例を2つ出題予想の補遺として,ご紹介させて頂きます。 なお,本ブログでは,恒例の「令和4年司法試験論文 刑事訴訟法出題大予想」を公開致します。 令和4年司法試験受験生の皆様の学習の便宜となれば幸いです。 1 憲 法 ・最判平31.2.5(判時2430-10,判タ1466-49,令和元年度重判憲法6事件) 【裁判所HP裁判例情報登載】 https://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/detail2?id=88381 上記の裁判所HP裁判例情報の裁判要旨には,「東京都議会議員の定数並びに選挙区及び各選挙区における議員の数に関する条例(昭和44年東京都条例第55号)が,平成29年7月2日施行の東京都議会議員一般選挙当時,島部選挙区をいわゆる特例選挙区として存置していたことは,憲法14条1項等に違反していたものとはいえない。」などと記載されています。 平等に関しては,近時,重要な最高裁判例が蓄積されており,また,出題の周期性に鑑みても,極めて出題可能性が高いテーマといえます。さらに,上記判例批評である木下和朗「判批」令和元年度重要判例解説P.18~9では,令和4年司法試験考査委員(出題委員)である宍戸常寿教授の論文(同「地方議会における一票の格差に関する覚書」高見勝利先生古稀記念『憲法の基底と憲法論』(信山社,2015)P.413)を参考文献として挙げています。 2 行政法 ・東京地判令3.8.27(特定整備路線補助第26号線事業認可取消請求事件) 【裁判所HP裁判例情報登載】 https://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/detail5?id=90958 上記の裁判所HP裁判例情報の判示事項には,「都市計画法21条に基づき都市計画決定を変更すべきことが明白であったといえるなどの特段の事情がないとして,都市計画事業の認可が違法であるとはいえないとされた事例」などと記載されています。 司法試験論文式試験公法系科目第2問(行政法)は,毎年のように近時の下級審裁判例を素材として出題されています。この裁判例の争点は,⑴本件訴えが適法か否か(原告適格の有無,出訴期間の徒過),⑵本件事業認可が違法か否か(手続上違法,実体上違法),⑶本件事業認可が無効か否かです。このため,本試験の出題内容である,「問題文と資料から基本的な事実関係を把握し,…法及び関係法令の関係規定の趣旨を読み解いた上で,…訴訟の…(注:訴訟要件等のこと)及び本案の違法事由について論じる力を試すものである」(平成28年司法試験論文式試験出題趣旨公法系科目第2問)に合致するといえます。とりわけ原告適格は,出題の周期性から今年出題される可能性が高いので,この裁判例を通じて判断枠組みとあてはめを習得されるとよいと思います。
辰已法律研究所では,毎年本試験の中休み(本年は5月14日(金))の学習のために,刑事訴訟法の出題予想を行い,下記のようなズバリ的中を4年連続で出し,司法試験受験生の皆様から好評を得ております。 ・平成29年配布教材掲載の平成20年度旧司法試験刑訴法第2問(弾劾証拠)...
毎年辰已法律研究所では、試験中休みにおける学習の便宜のために、「司法試験論文本試験 刑事訴訟法出題大予想」と題する教材を提供しております。...