予備試験(司法試験予備試験)のメリットを紹介します
司法試験合格率が高い
コストパフォーマンスが高い
予備試験対策はムダにならない
予備試験合格者の半数は大学在学生 短い学習期間で合格されている方が増えています

 一般に、受験生の知識量は学習期間に比例します。したがって、大学に入学してから法律学習を始めた学部在学生は、卒業生に比べ、知識量が少ない方が多いはずです。しかし、2019年司法試験予備試験(以下「予備試験」)合格者476人のうち、大学学部在学中合格者は250人、 合格者の約5割を占めています(※1)。

 司法試験の結果を見ても、2019年司法試験の大学学部在学中合格者は、予備試験ルート合格者315人のうち94人と、法科大学院在学中予備試験合格者と同様に、予備試験ルート合格者の29.8%を占めています(※1)。これは大学在学中に予備試験に合格し、司法試験に合格するという短期合格者が多いことを意味しています。

 この事実は、司法試験・予備試験が求めているものが、長年のインプット学習の成果としての知識量ではないことを意味します。

 実務家登用試験のひとつである司法試験・予備試験が求めているのは、法曹実務家として必要になるアウトプット能力(問題を正確に読み取り、基本的な知識を使いこなして考え、書面に表現する力)なのです。司法試験・予備試験は書面審査ですから、どれだけ知識量を増やしても、その知識を使いこなし、答案用紙に表現することができなければ、合格することができません。学習初期の段階からアウトプットの重要性を意識することが、司法試験短期合格の秘けつと言えます。

(※1)法務省ウェブサイト「司法試験予備試験の結果について」ならびに「司法試験の結果について」参照。小数点第2位以下四捨五入。

合格者の声

乙部 亮 さん

2016年予備試験東京大学在学中合格

2017年司法試験合格

 

 予備試験・司法試験ともに合格率の低い難易度の高い試験です。しかし、正しい努力を継続して積むことができれば合格することのできる試験でもあります。一番よくないのは、試験を過剰に難しいものと捉え様々なものに手を出してしまうことです。地に足をつけて、基礎をしっかり定着させることが最も大事だと思います。

市原 隆一郎 さん

2016年予備試験中央大学在学中合格

2017年司法試験中央大学在学中合格

 

 学部3年での予備試験合格を目指していたこともあり、大学院生などと比べると、知識量に圧倒的な差があることは明らかです。そこで、安易に記憶に走るのではなく、常に問題意識や条文・概念の趣旨を理解することを心掛けていました。それにより、少ない時間の中でも効率よく勉強することができ、無理なく知識を定着させることができたように思います。


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